書店員人材バンク

書店で働きたい方へ

メディアなどでも繰り返し報道されているように、書店業界は90年代後半をピークに売上も書店数も半減するなど厳しい状況に置かれています。その背景にはインターネットやゲーム、スマホの普及など娯楽の多様化やネット書店の台頭、業界の改革の遅れなど様々な要因があります。

一方で、2000年代以降は、読書会やビブリオバトル、ブックフェスティバルなどが隆盛を迎え、本には人と人を繋ぐ機能もあることが証明された時代でもあります。本屋の廃業が続き、書店が全くない無書店自治体も増えていますが、それゆえに地域に本屋は必要であるという声が以前よりも高まってきているようです。また、ここ数年、カフェを併設してトークイベントを開催するなど対話を生み出す場を創りだすことによって、本屋がまちづくりの中心的な役割を果たせることも明らかになってきました。

私自身も大型書店が全盛で、小さな本屋を開業しようというものなどほとんどいない2001年に開業し20数年間試行錯誤を続けてきましたが、経済的環境の悪化や持続することの厳しさを実感する一方で、書店の仕事の喜びや意義は他のどんな仕事にも替えがたい特別なものと感じてきました。

BSJでは、本屋が必要であると感じているあらゆる方々の智慧や力を集め、そんな地域の「文化インフラ」とも言える書店を再び出現させるきっかけづくりを行っていきたいと考えています。本が好きであることはもちろんですが、それと同時に人や地域と繋がって身の丈で生きていくことを喜びとするような熱い方々の参加を求めています。

BSJ理事 大井 実(ブックス・キューブリック)

地域と人材のマッチング

BSJは「まちづくり×本屋」をテーマに、全国の無書店地域に「本屋さん」(本がある場所)を復活・再生させるプロジェクト。「書店を拠点としたまちづくり」を事業推進する地方自治体と、地方に移住して書店やりたい人をマッチングするのが「BSJ書店員人材バンク」です。もちろん移住前後から書店事業や暮らしを伴走しながらサポートします。

BSJ代表 安藤 哲也

 

\BSJ書店員養成講座【近日詳細発表】/

BSJでは、地域の文化インフラである書店を支える書店人材養成のための講座(有料)を近く開講します。BSJ理事を中心とした講師陣で、基礎から実践まで習得できます。

<プログラム(予定)>

  1. 出版の基礎知識(流通)
  2. 書店経営の基礎知識
  3. まちづくり政策(地方創生)の現状と課題
  4. 移住のイロハ(暮らし、副業、ジェンダー問題まで)
  5. 自治体・事業者とのマッチング面接のトレーニング

※募集概要等、くわしくは後日お知らせします。