ブックストア・ソリューション・ジャパンとは

コンセプト

無書店地域に「まちの本屋」の復活を
まちづくりは人づくりから。
本は人を育み、本屋は人をつなぐ。

事業理念

  • 本屋のあらゆる課題を改善解決していくことで、書店業の未来に希望を生み出す
  • 新しい形の本屋を「まちづくりの拠点」として地方創生のエンジンとする
  • 「書店で働きたい人 地方創生の仕事がしたい人」を育て、自治体や事業者とマッチングする
  • 子どもや大人たちを「読者」(=考える人)として育てるための新たな推進活動と連携する

代表メッセージ

2022年12月8日、出版文化産業振興財団(JPIC)からある調査結果が発表されました。全国1741市区町村のうち26.2%にあたる456市町村で書店がゼロになったというニュースです。人口減少による経営難や生活者の活字離れ、スマートフォンの普及や娯楽の多様化が背景となり、全国の書店数はこの15年間で約4割減少しています。これを伝える報道の多くは、いわゆる「街から書店が消える」=「文化発信の場が失われる」と、出版業界の寂寥感が報道されました。

本屋が失われた地域に、もう一度本屋を

「街」にも「町」にも当たり前のように本と出会える場所があってほしいと願い、実現するために生まれたプロジェクトチーム、それがブックストア・ソリューション・ジャパン(BSJ)です。
もはやリアル書店の閉店・衰退は一書店の経営の問題ではなく、読書推進や人材育成、文化資本の観点からも「社会課題」になっているといえます。ネット書店と電子書籍があれば出版社は良いのかもしれませんが、子どもたちが気軽に立ち寄れる本屋さんが身近にない事を、周囲の大人たちはどう考えているのでしょうか。「書店は経営が成り立たないのだから仕方ない」「欲しい本は親がネットで買えばいい」で済ませて良いのでしょうか。

まちづくりは、人づくりから

  • 子ども・子育て世代には読み聞かせ(子育て支援)の拠点として。
  • 10~20代にとっては読みたい本を自分で探し、知的好奇心を育てる場として。
  • 仕事世代にはWi-fiを繋ぎ、本・デジタル双方の情報が利用できるコワーキングスペースに。
  • 高齢者には、読書で記憶力や集中力を鍛え認知症予防の場に。
  • 家事で疲れている人を含め、各世代で頑張っている人がちょっと休める、「新たな出会いがある場」として本屋とカフェを併設し、また公共図書館や私設図書館とも連携していく。

本屋はまちのフューチャーセンター

読書をすることで知識が蓄えられ、意見を出し合える場があり、仲間がいる。地域のウェルビーイングを考える人たちが世代を超えて話し合う。そこから「とびきりの集合知」が生まれれば、まちづくり推進の具体策に繋がっていくのではないでしょうか。
無書店自治体は人口減少(少子高齢化・若者の人口流出)が深刻な町でもあります。 BSJでは、地方創生施策の一環として「まちの本屋」を拠点としたコミュニティづくりと、その周辺エリア(文化的ストリート)の開発を目指し行政に提案、賛同する自体体と協働したいと考えています。また、「書店で働きたい人≒地方創生の仕事がしたい人」の定住を促進し、本好き・本屋さん好き層を巻き込んで、「関係人口」増加に繋げることも目的とします。

本は人を育み、本屋は人をつなぐ

昭和世代は当たり前のように近所の往来に「まちの本屋」があり、そこからいろいろな事を学ぶことができました。BSJは、かつてその地にあった本屋をそのまま復活させるためのプロジェクトではく、現代でも通用する(商売が成立する)書店モデルの構築、そして「まちづくり」の拠点機能を携えた、「新しい本屋のかたち」を、書店ゼロ地域の皆さんと共に創っていきたいと考えています。

特定非営利活動法人ブックストア・ソリューション・ジャパン 代表理事 安藤 哲也

ロゴ

ブックストア・ソリューション・ジャパンとは
✳︎ページが集まり本が完成するように、人材が集まり、本屋の可能性が広がっていくことを表現してます